2009年
221頁
目次(収録作品)
第1章 ドゥルーズの「哲学」とは何か(内包性と潜在性/十九世紀という文脈 ほか)
第2章 ドゥルーズと哲学史(ドゥルーズのコンテクスト/テクストの存在論化的読解 ほか)
第3章 『差異と反復』-ドゥルーズ・システム論(二つの主著/反表象主義の哲学 ほか)
第4章 『意味の論理学』-言葉と身体(『意味の論理学』について/静的発生と動的発生 ほか)
第5章 ドゥルーズ=ガタリの方へー文学機械論(ドゥルーズと文学ードゥルーズと言語/クロソウスキー論 ほか)
没後十年以上の時を経て、その思想の意義がさらに重みを増す哲学者ドゥルーズ。しかし、そのテクストは必ずしも読みやすいとはいいがたい。本書は、ドゥルーズの哲学史的な位置付けと、その思想的変遷を丁寧に追いながら、『差異と反復』『意味の論理学』の二大主著を中心にその豊かなイマージュと明晰な論理を読み解く。ドゥルーズを読むすべての人の羅針盤となる決定的入門書。
出典:筑摩書房公式サイト