2019年
294頁
目次(収録作品)
第1講義 日本人はなぜロボットを友達だと思うのか―メディア論 宮崎駿と押井守が描く「テクノロジーと人間」(アレクサンダー・ザルテン)
第2講義 日本人はなぜ細部にこだわるのか―美術史 天才絵師、伊藤若冲の絵画に宿る生命(ユキオ・リピット)
第3講義 日本人はどこから来たのか―遺伝学 古代DNA解析で迫る日本人の起源(デイヴィッド・ライヒ)
第4講義 日本人はなぜ長寿なのか―分子細胞生物学 平均寿命の明暗分ける日米の食生活(ロバート・A・ルー)
第5講義 日本人は本当に世襲が好きなのか―比較政治学 世襲政治家が異常に多い国・日本(ダニエル・M・スミス)
第6講義 日本人はなぜ「場」を重んじるのか―社会学 タテ社会の人間関係と働き方改革(メアリー・C・ブリントン)
第7講義 日本人のオペレーションはなぜ簡単に真似できないのか―マネジメント テスラ、GMがトヨタから学ぶべき現場文化(ウィリー・C・シー)
第8講義 日本人はなぜものづくりと清掃を尊ぶのか―宗教史 世にも宗教的な日本人(ジェームス・ロブソン)
第9講義 日本人はなぜ周りの目を気にするのか―日本文学 サムライから学ぶ人生論(デイヴィッド・C・アサートン)
第10講義 日本人はなぜ物語の結末を曖昧に描くのか―比較文学 村上春樹と東野圭吾が世界で愛される理由(カレン・L・ソーンバー)
判官びいきは日本人の特徴か。日本人はなぜロボットを友達だと思うのか。なぜ細部にこだわるのか。本当に世襲が好きなのか。なぜものづくりと清掃を尊ぶのか。なぜ義理を重んじ、周りの目を気にするのか。なぜ長寿なのか。そもそも、日本人はどこから来たのか……。いまだに日本は世界の不思議だ。
世界最高の学び舎、ハーバード大学の10人の教授のインタビューを通して、日本人も気づかなかった日本の魅力を再発見できる一冊。出典:中央公論新社公式サイト