『コルタサル短篇集 悪魔の涎・追い求める男 他八篇』コルタサル、木村栄一訳（岩波文庫）
1992年
301頁
目次（収録作品）
続いている公園
パリにいる若い女性に宛てた手紙
占拠された屋敷
夜、あおむけにされて
悪魔の涎
追い求める男
南部高速道路
正午の島
ジョン・ハウエルへの指示
すべての火は火
夕暮れの公園で何気なく撮った一枚の写真から、現実と非現実の交錯する不可思議な世界が生まれる「悪魔の涎」。薬物への耽溺とジャズの即興演奏のうちに彼岸を垣間見るサックス奏者を描いた「追い求める男」。斬新な実験性と幻想的な作風で、ラテンアメリカ文学界に独自の位置を占めるコルタサル（1914-84）の代表作10篇を収録。
本書表紙（カバー）より
［関連］
『秘密の武器』コルタサル、木村栄一訳（岩波文庫）