『新装版 まぼろしの邪馬台国』宮崎康平(講談社文庫)二分冊
第1部 白い杖の視点
新装版2008年
288頁
目次(収録作品)
第1部 白い杖の視点
(音表で解釈しなければ解けぬ記紀の謎/米栽培の二つの流れ/日の国と筑紫の国の出現/眼底にうつるふるさとの映像/帆柱の文化/妻が作った私の地図/黄金に魅せられた古代人たち/考古学への失望と期待/邪馬台国を捜すための基本条件/海道の国々)
付録 三国志魏書巻三〇烏丸鮮卑東夷伝倭人の条(通称、魏志倭人伝)
第2部 伊都から邪馬台への道
新装版2008年
384頁
第2部 伊都から邪馬台への道
(東南陸行/金印と稲/プラモデルの国々/筑後川流域にひろがっていた国々/菊池川から阿蘇をめぐる国々/緑川から八代海沿岸の国々/高塚古墳の畿内発生説が崩れる日/有明海の西岸へもひろがる邪馬台連合/女王の都する国/邪馬台国の展望)
邪馬台国ブームの原点となった話題の名著。失明という不幸を克服し、精緻な文献読破と夫人の献身に支えられた実地踏査をもとに邪馬台国の謎に挑む凄絶な姿。古代史研究の枠をこえた人間の書。
「本書は考えようでは、妻とともに手さぐりで生き抜いた私の生活記録である」。失明した著者が本書の冒頭でこう書いていたように「邪馬台国はどこか」を探るため、妻・和子に古文書を読んでもらい、筆記してもらい、ともに研究に現地調査に赴いた。二人三脚の結晶が本書なのだ。〈第1回吉川英治文化賞受賞作〉
出典:講談社BOOK俱楽部
本書は、『新版 まぼろしの邪馬台国』(1980・単行本)を文庫化した『まぼろしの邪馬台国』(1982・講談社文庫)を新たに二分冊で文庫化したもの。
[関連]
『新版 まぼろしの邪馬台国』(1980・講談社)単行本
amazon
『まぼろしの邪馬台国』(1982・講談社文庫)447頁
amazon
[参考]
「まぼろしの邪馬台国」監督: 堤幸彦(映画)
amazon Prime Video 楽天で見る