『所有のエチカ』(叢書・倫理学のフロンティア3)大庭健・鷲田清一編(ナカニシヤ出版)
2000年
243頁
目次(収録作品)
Ⅰ 問題としての所有
1 所有と固有―proprieteという概念をめぐって―…………鷲田 清一(大阪大学)
2 所有という問い―私のものは私の勝手…?―…………大庭 健(専修大学)
Ⅱ 所有が/を侵食する―所有と近代―
3 知を所有するとはいかなることか…………水谷 雅彦(京都大学)
4 家族と所有…………藤野 寛(高崎経済大学)
5 集団と所有―生の所有から生の保障へ―…………斎藤 純一(横浜国立大学)
6 死の決定について…………立岩 真也(信州大学医療短期大学部)
7 所有の政治学―所有的個人主義批判―…………大川 正彦(東京外語大)
Ⅲ 存在と所有―所有の思想史―
8 所有というナウい神話―間柄の私有化の思想史―…………大庭 健(前出)
9 無所有の系譜―日本における所有観の歴史―…………田中 久文(日本大学)