『渋沢栄一自伝 雨夜譚・青淵回顧録(抄)』渋沢栄一(角川ソフィア文庫)
2020年
448頁
目次(収録作品)
雨夜譚
青淵回顧録(抄)
第一国立銀行創立の前後
東京銀行集会所の濫觴
東京商業会議所の由来
実業教育の創始と沿革
東京市養育院の沿革
株式取引所創立と私の態度
我が国海運事業の今昔
人肥会社と理化学研究所
我が国鉄道と保険業の発祥
我が国紡績業創設の回顧
煉瓦およびセメント事業の変遷
還暦を迎えて
排日問題と国民外交
米寿を迎えた喜び
正義に基づき、道理正しい経済を進めることが必要である――。「近代日本資本主義の父」と称される一方、私利私欲による弱肉強食の競争を諫め、教育、福祉、外交といった社会事業にも尽力した先駆的な事業家・渋沢栄一。尊王攘夷思想に共鳴した農家の青年は、幕臣、新政府高官といった数奇な転身を経て、いかにして実業界に道を見出していったのか。肉声が響きわたる2つの自叙伝から、その実像を浮かび上がらせる。
出典:KADOKAWA公式サイト
[関連]
『雨夜譚 渋沢栄一自伝』(1984・岩波文庫)