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『哲学思考トレーニング』伊勢田哲治(ちくま新書)

『哲学思考トレーニング』伊勢田哲治(ちくま新書)

2005年
267頁




目次(収録作品)

第1章 上手に疑うための第一歩―日常会話のクリティカルシンキング(まずは疑う習慣から/議論とは何か/議論の特定の手法/行間を読んで議論を再構成する)

第2章 「科学」だってこわくない―科学と疑似科学のクリティカルシンキング(「科学的事実」の持つ権威/今西進化論の事例 ほか)

第3章 疑いの泥沼からどう抜け出すか―哲学的懐疑主義と文脈主義(デカルトの方法的懐疑/方法的懐疑の破壊力/論理的展開/文脈主義の考え方)

第4章 「価値観の壁」をどう乗り越えるか―価値主張のクリティカルシンキング(価値主張/「生きる意味」の事例 ほか)

第5章 みんなで考えあう技術―不確実性と合意のクリティカルシンキング(地球温暖化をめぐる論争/不確実な状況における推論の問題/立場の違いに起因する問題/クリティカルシンキングの倫理性)

テツガクなんて小難しいだけで、日常の現場では何の役にも立たないのでは?否、それは工夫しだいで思考のスキルアップに直結するものだ。本書では、分析哲学、科学哲学、懐疑主義、論理学、倫理学などの思考ツールを縦横無尽に使いこなす術を完全伝授!もっともらしい屁理屈や権威にだまされず、かといって不毛な疑いの泥沼に陥ることもなく、一歩ずつ筋道を立てて考え抜くコツが身につく。すぐにも応用可能なノウハウを習得しながら、哲学的思考の真髄も味わうことのできる、一粒で二倍おいしい知の道具箱。

出典:筑摩書房公式サイト

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