『アメリカの黒人演説集―キング・マルコムX・モリスン他』荒このみ訳(岩波文庫)
2008年
404頁
目次(収録作品)
奴隷制度のもとのわれわれの悲惨な状態 D.ウォーカー 述
アメリカ合衆国の奴隷たちへ H.H.ガーネット 述
女じゃあないのかね? ソジャーナー・トゥルース 述
奴隷にとって七月四日とは何か? F.ダグラス 述
根強く残酷な偏見 J.S.ロック 述
法の前の平等 J.M.ラングストン 述
公民権法案 J.T.レイピア 述
南部の黒人女性 A.クラメル 述
アトランタ博覧会演説 B.T.ワシントン 述
世界の国々へ W.E.B.デュボイス 述
合衆国の首府で黒人であることの意味は何か メアリー・C.テレル 述
この残忍な殺戮 アイダ・B.ウェルズ=バーネット 述
ユニヴァーサル・ニグロ向上協会の原則 M.ガーヴィー 述
黒い肌の私ってどんな感じ ゾラ・ニール・ハーストン 述
アメリカの民主主義は私にとって何を意味するか メアリー・M.ベシューン 述
私には夢がある M.L.キング・ジュニア 述
投票権か弾丸か マルコムX 述
今日のアメリカにおける黒人女性 シャーリー・チザム 述
憲法 T.マーシャル 述
ノーベル文学賞受賞演説 トニ・モリスン 述
ノックス・カレッジ卒業式演説 B.オバマ 述
自由と平等はアメリカの夢と嘘でもあることを明かす黒人の歴史.奴隷にとって7月4日とは何か問いつめたダグラス.南北戦争後も偏見と闘った男たち女たち.視野をアフリカへ世界へと拓いたガーヴィー.公民権運動,キング,マルコムXの闘争,ハーストンやモリスンの溢れる物語をへて,今オバマの時代まで21人の声を聴く.
出典:岩波書店公式サイト