2000年
341頁
目次(収録作品)
山羊の歌(初期詩篇/少年時/みちこ ほか)
在りし日の歌(在りし日の歌/永訣の秋)
未刊詩篇(ダダ音楽の歌詞/古代土器の印象/無題(疲れた魂と) ほか)
愛する者よ、無垢なる日々よ――。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。
出典:新潮社公式サイト