『続 年月のあしおと』(上下)広津和郎(講談社文芸文庫)
上巻
1999年
289頁
目次(収録作品)
柳浪が作家となるまで/先祖の血/「血」の頽廃か/菊池寛と野口雨情/菊池寛の率直さ/小説「女給」の材料/滝田樗陰と嶋中雄作/「女給」騒動/先ず調停のために中央公論社に/菊池の詫状・嶋中の詫状〔ほか〕
下巻
1999年
279頁
野間文芸賞受賞作『年月のあしおと』の続篇。父・柳浪のことから筆をおこし、五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争へと傾斜する、暗鬱な時代を背景に、昭和初年前後から敗戦までの苦悩を生きた作家たちとの交流やX子とのことなど、著者の辛い記憶を鮮やかに描く、自伝的文壇回想記。
出典:講談社BOOK俱楽部
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