『ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―万5千キロを競ったふたりの女性記者』マシュー・グッドマン、金原瑞人・井上里訳(柏書房)
2013年
605頁
目次(収録作品)
プロローグ
1.自由なアメリカン・ガール
2.ゴッサムに住む新聞の神たち
3.ひみつの食器棚
4.「女性が世界一周するのにかかる時間は?」
5.「フィリアス・フォッグの記録をやぶってみせる」
6.鉄道標準時を生きる
7.世界地図
8.我アルカディアに在りき
9.バクシーシュ
10.中国のイギリス人街
11.ネリー・ブライ・レースのはじまり
12.ライバルのリード
13.死の寺院
14.不思議な旅行代理人
15.臨時列車
16.ジャージーからふたたびジャージーへ
17.時の神を打ち負かす
エピローグ
『八十日間世界一周』――この名作に描かれた旅を実際にやり遂げられるか? 1889年、ふたりの女性が同時に挑戦した!
ネリー・ブライとエリザベス・ビズランドというふたりのジャーナリスト。それぞれ「ワールド」紙、「メトロポリタン」誌の編集に携わりながら、世界にネットワークを広げ始めた交通機関を使って、世界を一周する速さを競うことに。ブライは東回り、ビズランドは西回り、はたしてどちらが先にニューヨークに戻ってくるのか、そもそも女性の一人旅は成功するのだろうか? アメリカ中がその話題で持ちきりになった事件を追った、ノンフィクション。解説=石橋正孝
出典:柏書房公式サイト