『シドモア日本紀行―明治の人力車ツアー』エリザ・R・シドモア、外崎克久訳(講談社学術文庫)
2002年
480頁
目次(収録作品)
第1章 北太平洋と横浜
第2章 横浜
第3章 横浜ーー続き
第4章 横浜の近郊
第5章 鎌倉と江ノ島
第6章 東京
第7章 東京ーー続き
第8章 東京の花祭り
第9章 日本の歓待
第10章 日本の劇場
第11章 皇室
第12章 東京の皇居と宮廷
第13章 東京の近郊
第14章 日光への旅
第15章 日光
第16章 中善寺と湯元
第17章 富士登山
第18章 富士下山
第19章 東海道1
第20章 東海道2
第21章 名古屋
第22章 琵琶湖と京都
第23章 京都の社寺
第24章 門徒の寺院と大文字
第25章 御所と城
第26章 京都の絹産業
第27章 刺繍と骨董品
第28章 磁器と紙細工
第29章 黄金の日々
第30章 千家と商人の晩餐会
第31章 宇治を通って奈良へ
第32章 奈良
第33章 大阪
第34章 神戸と有馬
第35章 茶貿易
第36章 瀬戸内海と長崎
第37章 終わりに
人文地理学者で無類の親日家のE・R・シドモアは、ポトマック河畔の桜植樹の立役者でもあった。明治17年の来日以降、たびたび日本を訪れ、人力車で全国各地を駆け巡り、鋭い観察眼で明治中期の日本の世相と姿を生き生きと映し出す。自然と共に生きる日本の歳事伝統と日本人の優しい心。日本を愛したアメリカ女性の描く日本印象記の傑作。
出典:講談社BOOK俱楽部