『人種戦争ーレイス・ウォー 太平洋戦争もう一つの真実』藤田裕行訳、加瀬英明 監修(祥伝社)
2015年
438頁
目次(収録作品)
第1章 「純血の白人」以外は人にあらず
第2章 アジアの黒人
第3章 一九四一年・香港
第4章 白人収容所
第5章 アメリカの黒人から見た日本人
第6章 人種関係の逆転、性の逆転
第7章 真白い太平洋
第8章 「白人の優越」と戦うアジア諸民族
第9章 戦争で変わる人種の構図
第10章 アジアがつくる新しい人種の世界
終章 「白人の優越」からの覚醒
1941年、香港――
「白人優越」の世界を日本軍が変えた
「純血の白人」以外は人にあらず!
太平洋戦争は人種差別をめぐる戦いだった当時の貴重な記録をまとめた、日本では知りえなかった真実
私たちは、本書によって、先の大戦のきわめて重要な一面を、知ることができる。
アメリカからアジアまで、有色人の民は日本が第二次大戦に参入するまで、白人優位の絶対的な秩序のもとで、人としての尊厳を奪われて生きていたが、日本軍の目覚ましい進撃によって、重い鎖からはじめて解き放たれた。本書を読むと、肌の色が違うために、数世紀にわたって辱められてきた人々が、日本の働きによって救われ、前途に明るい光を見て、どれほど歓喜したか、伝わってくる。
白人たちにとって、日本軍の進攻によって、数世紀にわたった白人の優位が、打破されたことは、驚天動地の出来事だった。(「監修者によるまえがき」より)出典:祥伝社公式サイト