『仏教の源流 千夜千冊エディション』松岡正剛(角川ソフィア文庫L-500-20)
2021年
464頁
目次(収録作品)
第1章 古代インドの哲学
(中村元『インド古代史』一〇二一夜/木村泰賢『印度六派哲学』九六夜/『バガヴァッド・ギーター』一五一二夜/宮元啓一『インド哲学 七つの難問』一六四五夜)
第2章 ブッダの目覚め(ハマラヴァ・サダーティッサ『ブッダの生涯』一六七九夜/リチャード・ゴンブリッチ『ブッダが考えたこと』一七五七夜/並川孝儀『ブッダたちの仏教』一六八六夜/立川武蔵『空の思想史』八四六夜)
第3章 仏典の編集的世界像(三枝充悳『大乗とは何か』一二四九夜/梵漢和対照・現代語訳『法華経』一三〇〇夜/鎌田茂雄『華厳の思想』一七〇〇夜/長尾雅人訳注『維摩経』一五三〇夜)
第4章 中国仏教の冒険(沖本克己・菅野博史他『仏教の東伝と受容』一四三〇夜/森三樹三郎『老荘と仏教』一四三七夜/横超慧日・諏訪義純『羅什』一四二九夜/リチャード・C・フォルツ『シルクロードの宗教』一四二八夜/菊地章太『弥勒信仰のアジア』一三一三夜/砺波護『隋唐の仏教と国家』一四三六夜/保坂俊司『インド仏教はなぜ亡んだのか』八二〇夜)
追伸 菩薩とアナザースタイル
一切は「空」である
古代インドの「空」と「縁起」の思想。ブッダは一切を空であると説き、涅槃に至る。やがて仏教は個の救済から鎮護国家へ向かい、中国へ伝播した。西洋知が届かないダイナミックな思想体系が始まる。
出典:KADOKAWA公式サイト