『不安の概念』キェルケゴール(キルケゴール)、斎藤信治訳(岩波文庫)
改版1979年
299頁
激しい憂愁と懐疑に堪えたキェルケゴールは,主体的な存在を問題とした最初の思想家であった.ここに今日に至る実存哲学の祖としての思想史的意義がある.本書はこのような彼の自己自身との厳しい総決算であり,質的飛躍による真実絶対への生を創造する過程を,深い体験の表現において展開した内容豊かなもの.
出典:岩波書店公式サイト
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