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『世界テロリズムマップ』杉山文彦編(平凡社新書)

『世界テロリズムマップ』杉山文彦編、時事通信外信部(平凡社新書)

2004年
236頁
定価:760円(税別)




目次(収録作品)

序章 テロが身近に迫る時代
●サウジアラビア~スーダン~アフガニスタン~?
「お前がわが地を去るまで攻撃する」――ウサマ・ビンラディン[アルカイダ]

●エジプト~スーダン~アフガニスタン~?
「近い敵」より「遠い敵」を撃て――アイマン・ザワヒリ[ジハード団/アルカイダ]

●クウェート~アフガニスタン~パキスタン
同時テロの「真の首謀者」――ハリド・シェイク・ムハンマド[アルカイダ]

●アフガニスタン
世直しに燃えた学生がテロ集団に――ムハンマド・オマル[タリバン]

●インド/パキスタン
「全イスラム世界に一つの旗を」――マスード・アズハル[カシミール過激派]

●パレスチナ
聖地を血で染める自爆テロの嵐――アハメド・ヤシン[ハマス]

●トルコ
敗れた「クルド開放の闘士」――アブドゥッラー・オジャラン[クルド労働者党=PKK]

●アルジェリア
「踏みにじられた民意」への憎悪――アッバシ・マダニ[イスラム救国戦線=FIS]

●ロシア
巨像に立ち向かう「英雄」――バサエフ野戦司令官[チェチェン武装勢力]

●インドネシア
「東南アジア全域をイスラム国家に」――アブ・バカル・バシル[ジェマ・イスラミア]

●日本~パレスチナ~レバノン
「テロリスト」か、「英雄」か――岡本公三[日本赤軍]

●中国
「アルカイダ系」の烙印押された独立派――東トルキスタン運動

●北朝鮮
国家テロ工作員の数奇な運命――辛光洙

●イギリス
謎の指導者を捜せ――「P・オニール」[アイルランド共和軍=IRA]

●スペイン
民族と階級と暴力と――バスク祖国と自由=ETA

●アメリカ
「罪のない人も殺されなければならない」――ティモシー・マクベイ

●ベネズエラ~ヨーロッパ/中東
「伝説のテロリスト」から「殺し屋」へ――イリッチ・ラミレス・サンチェス(カルロス)

●ペルー
創始者は元哲学教授――アビマエル・グスマン[センデロ・ルミノソ]

終章 憎しみの連鎖を断ち切るには

9・11以降の世界を呪縛するテロの影。テロリストたちはなぜ暴力に走るのか、その背後にあるものは何か? 現地取材した元特派員たちが現代世界のテロリズム像を報告する。 9・11以降の現代世界において、テロは世界的に重大な問題となっている。今や日本もテロの標的に名指しされ、もはや「対岸の火事」ではすまされない。なぜ「彼ら」はテロに走るのか。どうすればテロの連鎖を断ち切ることができるのか。
テロを生む歴史的・政治的・経済的背景なども解説しながら、現地で取材した通信社特派員らが、テロリストたちの「論理」を解き明かす。テロを引き起こす側の組織と人間にスポットを当て、彼らの行動と思想を追った連作ノンフィクション!

出典:平凡社公式サイト

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