『われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか―生物としての人間の歴史』帯刀益夫(ハヤカワ新書juice)
2010年
386頁
目次(収録作品)
生命と生命科学
第1部 われわれはどこから来たのか(人類の起源と進化/現代人の起源と出アフリカ/農業と人類の定住化 ほか)
第2部 われわれは何者か(人は生きものである/言語機能)
第3部 われわれはどこへ行くのか(ゴーギャンの魂の叫び/言葉のその後の進化/持続可能な人間の未来を求めて ほか)
「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」。ゴーギャンはこの問いに畢生の大作をもって答えたが、最近の生命科学は、そのいくらかに回答を見出しつつある。遺伝子解析によってヒトの起源や移動経路が明らかになり、ミラーニューロンの発見によってヒトの卓越した言語機能についてもわかってきた。では一生物種としての人間の未来には何が待ち受けているのか? 遺伝子研究や細胞分化研究の第一人者が、科学の立場から「人間の本質」を探る大作。
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