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『部落差別解消推進法対応 部落問題入門』全国部落解放協議会(示現舎)

『部落差別解消推進法対応 部落問題入門』全国部落解放協議会(示現舎)

2017年
196頁




目次(収録作品)

第1章 部落問題とは何か
「部落」とは何か/「部落民」とは何か/どのような場面で部落問題に直面するか/差別の実態とは/部落はどのようなところか/部落問題にまつわる言説/「同和タブー」とは

第2章 部落の歴史
部落・部落民の起源/奈良時代の賎民/平安以降の賎民/江戸時代の賎民/賎民の職業/賎民と神道/部落と白山信仰/部落と宿神信仰/賎民と仏教/差別の理論 旃陀羅と業/差別戒名/賎民と宗派/部落政治起源説/明治維新と解放令

第3章 部落解放運動
部落解放運動団体の系譜/融和運動/全国水平社/部落解放同盟とは/全日本同和会・自由同和会とは/全国地域人権運動総連合とは/その他の部落解放運動団体/オールロマンス事件と行政闘争/「朝田理論」とは/部落解放同盟 VS 日本共産党/八鹿高校事件/部落地名総鑑事件の衝撃/狭山闘争と狭山同盟休校/「差別糾弾」とは/「言葉狩り」と表現規制/「えせ同和」とは/在日と部落と被差別統一戦線

第4章 同和対策事業
融和事業/同和対策審議会答申と同和対策事業特別措置法/莫大な予算がつぎ込まれた同和対策事業/同和地区はどのように指定されたのか/隣保館と教育集会所/なぜ同和地区にはニコイチが多いのか/同和教育と解放教育/個人給付的事業/窓口一本化/同和事業にからむ不祥事/地域改善対策協議会意見具申/未指定地区/同和行政に関係する組織/同和事業の終了/今も残る同和事業

第5章 部落差別解消の推進
どうやって部落差別を解消するのか/今なお残る「部落差別」とは/「結婚差別」とは/部落差別の原因とは/誰が問題の当事者なのか/行政の主体性の回復と部落の自立/えせ同和の排除/部落研究の自由の必要性/部落差別が解消された状態とは

部落差別解消推進法では教育・啓発・実態調査が求められています。しかし、部落問題(同和問題)について広く理解されているとは言い難い現状があります。

本書は部落問題に興味を持つ全ての方のため、自治体担当者、人権擁護委員、企業のコンプライアンス担当としても十分に通用するレベルまで解説をしています。多くの部落問題に関する書籍は特定の政治的立場、特定の分野に偏りがちですが、本書は歴史・運動・事業について横断的に解説しています。今まで見落とされてきた政府見解等をもとに、部落差別解消のために何が求められているのかも明らかにしています。まさに部落問題学習のスタンダートと言えるのが本書です。

アマゾン商品説明より


[関連]
『部落差別解消推進法対応 部落問題入門 第2版』全国部落解放協議会(2024・示現舎)定価:1,320(税込)

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