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『アマルティア・セン講義 グローバリゼーションと人間の安全保障』(ちくま学芸文庫)

『アマルティア・セン講義 グローバリゼーションと人間の安全保障』アマルティア・セン、加藤幹雄訳(ちくま学芸文庫)

2017年
181頁




目次(収録作品)

第1章 グローバリゼーション―過去と現在
第2章 不平等の地球規模拡大と人間の安全保障
第3章 文明は衝突するのか―問いを問い直す
第4章 東洋と西洋―論理のたどり着くところ

21世紀に入ってもなお、世界中に蔓延しつづける貧困、飢餓、不平等。それらが是正されない理由としてしばしば槍玉に挙げられるのが「グローバリゼーション」である。だが、諸文明の交流の歴史を辿るなかで見えてくるのは、グローバリゼーションは決して新しい現象でもなければ、西洋的価値の単純な押し付けでもないという厳然たる事実だ。現代のグローバル化を歴史的に位置づけ、「人間の安全保障」という観点から個人の生や自由を確保する重要性を日本人に向けて説く。真に公正な世界をどうつくるか。ノーベル賞経済学者センの射程の長さがうかがえる来日講演集。

出典:筑摩書房公式サイト


[関連]
『グローバリゼーションと人間の安全保障』アマルティア・セン、加藤幹雄訳(2009・日本経団連出版)
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