1995年
272頁
目次(収録作品)
文楽座の人形芝居
面とペルソナ
能面の様式
人物埴輪の眼
麦積山塑像の示唆するもの
城
院展日本画所感
茸狩り
土下座
世界の変革と芸術〔ほか〕
『古寺巡礼』『風土』などの著作を通じて、ひろく世に親しまれてきた和辻哲郎(1889‐1960)は、第一級の随筆の書き手でもあった。和辻のエッセイは、彼の発想と思索の原点を端的に示して、学問的著作理解のよき補いとなるだけでなく、平明な文体で読書の楽しみを堪能させてくれる。「面とペルソナ」「埋もれた日本」「巨椋池の蓮」等25篇を精選。
本書表紙(カバー)より