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『定本 想像の共同体』ベネディクト・アンダーソン(書籍工房早山)

『定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』ベネディクト・アンダーソン、白石隆・白石さや訳(書籍工房早山)

2007年
400頁




目次(収録作品)


文化的根源
国民意識の起源
クレオールの先駆者たち
古い言語、新しいモデル
公定ナショナリズムと帝国主義
最後の波
愛国心と人種主義
歴史の天使
人口調査、地図、博物館
記憶と忘却
旅と記憶-『想像の共同体』の地伝について

国民はイメージとして心の中に想像されたものである。国民は限られたものとして、また主権的なものとして想像される。そして、たとえ現実には不平等と搾取があるにせよ、国民は常に水平的な深い同志愛として心に思い描かれる。そして、この限られた想像力の産物のために、過去二世紀にわたり数千、数百万の人々が、殺し合い、あるいはみずからすすんで死んでいったのである。―ナショナリズム研究の今や新古典。増補版(1991年)にさらに書き下し新稿「旅と交通」を加えた待望のNew Edition(2006年)。正に定本の名にふさわしい決定版。近年文学・言語研究に重要な示唆を含む研究として社会科学のみならず文学研究においても必読書とされている。

amazon商品説明より

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