『日本、遥かなり―エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』門田隆将(角川文庫)
2021年
496頁
目次(収録作品)
第1部 海と空の恩義
(エルトゥールル号遭難/テヘラン空爆/出張者たちの混乱/緊急事態の大使館/脱出は不可能なのか/フセインの衝撃宣言/首相を動かした男/緊迫のテヘラン空港/四半世紀後の「対面」)
第2部 「命」は守られるのか
(人間の盾/長期化する人質生活/平和の祭典/イエメンからの脱出/大使の執念と教訓/リビア動乱の恐怖/決死の脱出行/見殺しにされる「命」と「今後」)
在留邦人の命は、日本とトルコの絆に託された。
1985年3月、イラク軍はテヘラン空爆を開始。在留邦人を救い出したのは、日本ではなくトルコの救援機だった。国家が真に守るべきものとは何か。日本の「自衛」問題の本質に迫る緊迫のノンフィクション。
出典:KADOKAWA公式サイト