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『元禄御畳奉行の日記』神坂次郎(中公新書)

『元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世』神坂次郎(中公新書)

1984年
208頁




目次(収録作品)

八千八百六十三日の日記/武士学入門/御畳奉行どの/元禄社用族/おかしな侍たち/浮かれ妻騒動/心中ばやり/城下の事件簿/街談市語/文左衛門の退場

尾張徳川家に二百五十年間秘匿されてきた『鸚鵡籠中記』という稀有の日記がある。筆者は御畳奉行朝日文左衛門。知行百石役料四十俵、元禄に生きた、酒好き女好き芝居好きのありふれた侍だが、好奇心旺盛で無類の記録マニア、当時の世相を赤裸々に書きとめて倦むことなく、二十七年に及ぶ。文左衛門の記述を読み解いていくと、華やかなイメージとは裏腹な、滑稽と悲惨が渦巻く、元禄の真の時代像が浮かび上がってくる。

出典:中央公論新社公式サイト


[関連]
『元禄御畳奉行の日記』神坂次郎(2008・中公文庫)
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