スポンサーリンク

『浦島太郎の知られざる顔』桐山士朗(ミネルヴァ書房)

『浦島太郎の知られざる顔―解き明かされた記・紀の世界』(シリーズ〈古代史の探求〉12)桐山士朗(ミネルヴァ書房)

2014年4月10日初版発行
238頁




目次(収録作品)

第1部 ミステリーとその解除の手法
第1章 「淡路洲」と「蛭子」の秘密―記・紀の誕生と編集方針の謎
第2章 海幸彦・山幸彦の秘密―蛭子設定の舞台装置
第3章 葦原中国平定の秘密―武日照命・大国主・浦島の謀反
第4章 出雲の惨劇の秘密―身逃げの神事と岐神の誕生の謎

第2部 歴史としての龍宮城と浦島
第5章 龍宮城神話の舞台裏―王家と浦島誕生の地
第6章 浦島説話のその後―浦島の子と妻の「明」と「暗」

著者は、「全労済、全労済協会常務理事を経て、現在NPO法人歯科医療情報推進機構理事。」(本書のデータ)
書名から「浦島伝説」を論じた本に思うが、主に記紀について論じた本。「浦島伝説」の物語の考察などはほとんどないので、その興味の人にはおすすめしない。また、記紀の論述としても、筆者には大部分根拠薄弱に感じた。参考文献等もほとんど示していないのも感心しない。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange