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『スクリーンに見る黒人女性』岩本裕子(メタ・ブレーン)

『スクリーンに見る黒人女性』岩本裕子(メタ・ブレーン)

1999年
255頁




目次(収録作品)

第1部 十九世紀末まで―人間としての目覚め
(アフリカの大地から奴隷船に乗せられて―「ルーツ」「アミスタッド」そして「ビラヴド」/アカデミー賞で初めて評価された黒人女性―「風と共に去りぬ」ほか)

第2部 二十世紀前半―苦境に芽生えたプライド
(人種差別を拒否してフランスへ―「愛と情熱のジョゼフィン・ベイカー」/差別への怒りを「奇妙な果実」に託して―「ビリー・ホリデイ物語」ほか)

第3部 二十世紀半ば―魂を見すえる行動
(悲劇のなかの勇気、エメット・ティル少年殺害事件―「勝利を見すえて」/草の根運動に見る、底辺の広がり―「ロング・ウォーク・ホーム」ほか)

第4部 1990年代―解き放たれた感性
(スパイク・リー監督に見る黒人女性観―処女作から「ゲット・オン・ザ・バス」まで/若手男性監督が描く黒人女性ー「ポエティック・ジャスティス」ほか)

第5部 二十一世紀へ向けて―明日を変えていく自信
(黒人女性が創る自らのための映像―「海から来た娘たち」からハーポ・プロダクション作品へ/母から娘へ、家族という絆ー「ソウル・フード」ほか)

出版社からのコメント

黒人女性たちが未来へ向けた視線とパワーに共感 黒人たちが生きるアメリカ社会の暗闇の中で、つねに希望という光をもちつづけていたのは、女性だった—。映画を通して、スクリーンやその裏側に存在する、さまざまな時代と境遇に立ち向かう黒人女性たちの前向きに「生きる」姿を、年代順に丁寧に追った力作。

『風と共に去りぬ』『カラーパープル』『ソウルフード』など、紹介される映画は40本以上。映画の登場人物や監督をはじめ、ウーピー・ゴールドバーグ、ホイットニー・ヒューストン、アリス・ウォーカーなど各界で活躍する女性、50年代の南部で息子を殺された無名の母親など、スクリーンに映し出されたさまざまな黒人女性にスポットをあて、彼女たちの人生のストーリーを追っていきます。母として、妻として、そして女として、強く、ひたむきに生きる彼女たちの姿に、共感と勇気を与えられる一冊です。

アマゾン商品説明より

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