『ちくま哲学の森』(全8巻)鶴見俊輔・安野光雅・井上ひさし・森 毅・池内紀編集(ちくま文庫)
哲学者の論文、批評家のエッセイ、文学者の随想、生活者の意見など、あらゆるジャンルから、秀れた日本語によるわかりやすく示唆に富んだ文章だけを集めた。(筑摩書房のサイトより)
『ちくま哲学の森 3 悪の哲学』
2011年11月9日
440頁
目次(収録作品)
「銘文」ダンテ・アリギェリ(日夏耿之介訳)
「毒もみのすきな署長さん」宮澤賢治
「湯の町エレジー」坂口安吾
「マザー・グース・メロディー」花田清輝
「悪人礼賛」中野好夫
「仲間と犯した窃盗のこと」アウグスティヌス(山田晶訳)
「困ったときの友」(原題:A friend in need is a friend indeed)モーム(龍口直太郎訳)
「善良な田舎者」F・オコナー(須山静夫訳)
「尋問調書・補遺」P・キュルテン(池内紀訳)
「蒼白の犯罪者」ニーチェ(氷上英廣訳)
「韓非(抄)」貝塚茂樹
「酷吏列伝」司馬遷(福島吉彦訳)
「陰謀について」マキアヴェリ(永井三明訳)
「エスパニョーラ島について」ラス・カサス(染田秀藤訳)
「民族解放戦争における北アフリカ人の犯罪衝動性」F・ファノン(鈴木道彦・浦野衣子訳)
「市民社会における貨幣の権力」マルクス(三浦和男訳)
「無感覚なボタン」武田泰淳
「善人ハム」色川武大
「おかしな男の夢」ドストエフスキー(小沼文彦訳)
「ベルガモの黒死病」ヤコブセン(山室静訳)
「山に埋もれたる人生ある事」柳田國男
「歎異抄(抄)」親鸞(増谷文雄訳)
*解説 三つの悪 鶴見俊輔
[関連]
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『韓非』貝塚茂樹(講談社学術文庫)
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『コスモポリタンズ』モーム、龍口直太郎訳(ちくま文庫)
『オコナー短編集』F・オコナー、須山静夫訳
『遠野物語・山の人生』柳田国男(岩波文庫)
『山の人生』柳田国男(角川ソフィア文庫)
『歎異抄』増谷文雄
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