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『「昭和」を生きた台湾青年』王育徳(草思社文庫)

『「昭和」を生きた台湾青年―日本に亡命した台湾独立運動者の回想 1924-1949』王育徳、近藤明理(王明理)編(草思社文庫)

2021年
384頁




目次(収録作品)

第1章 大家族
第2章 子供時代
第3章 末廣公学校
第4章 台南一中
第5章 台北高等学校
第6章 東京帝国大学
第7章 終戦
第8章 国民党
第9章 二二八事件

台湾が日本統治下にあった1924年、台南の裕福な商家に生まれた著者が、少年~青年期の成長の軌跡と重ねながら、近代化途上にあった台湾社会の諸相を活写した貴重な記録文学。

封建制が色濃く残る生家への反発、熱誠溢れる日本人教師との交流、戦後台湾へやってきた中国国民党政府への違和感――日本統治時代と戦後の混乱期をいきいきとした筆致で回想する。
やがて青年は、軍事独裁を敷く国民党政府に兄を殺されたのち日本へ亡命し、学業を再開。台湾語研究の第一人者となり、また台湾民主化を求める「台湾独立運動の父」となった。

台湾と日本を愛し、波乱万丈の人生を駆け抜けた志士の青春録。

アマゾン商品説明より


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『「昭和」を生きた台湾青年』王育徳(2011・草思社)単行本
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