1988年1月16日初版発行
220頁
谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、中村真一郎、丸谷才一氏があらわした「文章読本」の成果を踏まえ、20人の作家・詩人による“文章に関する文章”を吉行淳之介氏が独自の感性で選りすぐった決定版「文章読本」。(商品説明より)
と謳っているが、有意味な構成もなく多数の作家が文章に関して書いたものを集めただけの本。
本当に吉行淳之介が本書に収められた文章を選んだのかも怪しい。
「文章読本」では、谷崎潤一郎の『文章読本』と三島由紀夫の『文章読本』を読むのがよい。それでこの分類の教養としては十分である。
[関連]
『文章読本』吉行淳之介・選、日本ペンクラブ・編(2007・RHブックス・プラス)(本書の復刊版)
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