2015年
390頁
目次(収録作品)
1
戦中派の死生観
戦後日本に欠落したもの
青年は何のために戦ったか
戦中の青年たちは何を読んだか
三島由紀夫の苦悩
書いても書いても書いても……
「戦艦大和ノ最期」をめぐって
死者の身代りの世代
2
死・愛・信仰
病床断想
一兵士の責任
異国にて
3
若者に兆す公への関心
あすへの話題
霊のはなし
4
ニューヨークの三島由紀夫
黒地のネクタイ
めぐりあい―小林秀雄氏
島尾さんとの出会い
谷間のなかの日系二世
映画「八甲田山」
江藤淳「海は甦える」
海軍という世界
同期の桜
青年の生と死
伝説の中のひと
伝説からぬけ出てきた男
観桜会
重過ぎる善意―父のこと
死んだ仲間は何のために戦ったのか? 戦後日本は戦争と敗戦から何かを学びえたのか? 真の愛国とは? 死を覚悟して生き残った戦中派が「日本人として生きる」ことの意味を問う。(解説・若松英輔)
出典:文藝春秋BOOKS