1988年
398頁
目次(収録作品)
祭りの場
祭りの場
二人の墓標
曇りの日の行進
ギヤマン ビードロ
空罐
金毘羅山
ギヤマン ビードロ
青年たち
黄砂
響
帰る
記録
友よ
影
無明
野に
如何なれば膝ありてわれを接(うけ)しや──。長崎での原爆被爆の切実な体験を、叫ばず歌わず、強く抑制された内奥の祈りとして語り、痛切な衝撃と深甚な感銘をもたらす、林京子の代表的作品。群像新人賞・芥川賞受賞の「祭りの場」、「空罐」を冒頭に置く連作「ギヤマン ビードロ」を併録。
出典:講談社BOOK俱楽部