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『幽囚回顧録』今村均(中公文庫)

『幽囚回顧録』今村均(中公文庫)

2019年
303頁




目次(収録作品)

第1部 ラバウル幽囚録(戦い終る/豪陸軍刑務所/散りたる若ざくら/豪軍の判決)

第2部 ジャワ裁判の記録(オランダ軍蘭印刑務所/インドネシア自爆隊員/チビナン監獄の窃盗中隊/霊前にそなえる/オランダ軍軍事裁判/裁判の記録(陳述書)/裁判の記録(弁護弁論と再審裁判)/死刑から無罪へ(判決))

第3部 マヌス島回想録(マヌス島豪海軍刑務所/望郷の歌(マヌス島の南東四百キロにある、ラバウル時代の回想)/獄内の戦友愛/反省録/スカルノ大統領の回想/戦争裁判の概観(あとがき))

及第した陸軍大将―今村均は死刑を免かれた(伊藤正徳)

インドネシアの軍政下で自治を認め、ラバウルでは自給自足を実現し、リベラル派で知られる軍人が理不尽な戦争裁判に立ち向かう。オランダ法廷では無罪になったが、オーストラリアの法廷では禁固10年が宣告されていたため、巣鴨プリズンに移送されたが、部下と命運をともにしたいとマヌス島の刑務所に残留した。巻末に伊藤正徳のエッセイを収録

アマゾン商品説明より

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