復刻版2020年
298頁
目次(収録作品)(※原著の目次)
一 中共の生い立ち
1 その誕生
2 第一回国共合作
3 分裂とゲリラ戦
4 瑞金から廷安へ
5 華淸池の一夜
6 第二の国共合作
7 中共の大発展
8 国共摩擦
9 国民党の崩壊
10 中共の勝利
二 中共の性格
1 党
イ 党の発展
ロ 党の現状と性格
2 政府
イ 仮政府時代
ロ 人民政府
3 中共を動かす人々
イ 毛沢東
ロ 周恩来
ハ 朱德
ニ 劉少奇
ホ 赤い將星
ヘ 中共の政客
4 紅軍
イ 紅軍の発生
ロ 事変中の紅軍
ハ 紅軍の現状
5 経済建設
イ 要領
ロ 財政
ハ 金融
ニ 產業
ホ 貿易
6 文化
イ 敎育
ロ 宗敎
ハ 男女関係
7 民衆運動
イ 学生運動
ロ 労働運動
ハ 農民運動
ニ 婦人運動
三 第三次戰と中共
1 中共の重み
2 中共とソ連
イ ボロジンまで
ロ 抗日と中ソ
ハ 中ソ条約
ニ 二大民族の將来
3 中共と米英
イ 中共と米
ロ イギリス
4 中共と日本
イ 日本と中国
ロ 排日・抗日・抗戦
ハ 戦後の日中
5 アジア民族運動と中共
イ インド、パキスタン
ロ 華僑と民族運動
ハ ホー・チミンと中共
ニ タイ
ホ フイリッピン
ヘ ビルマ
ト マレイ
チ インドネシア
6 朝鮮問題と中共
イ 北鮮軍は中共軍
ロ 中共の介入
ハ 介入と中共內部の動き
ニ 国民党はどこえ行く?
7 チベット問題
8 浮び出た西北問題
9 十字路イラン
10 国連と中共
11 第三次戦起りなば
イ 中共の戦力
ロ 中共の役割
12 マ元帥解任をめぐりて
長野朗氏の著作、復刻第4弾。「支那の真相」「支那三十年」「民族戦」に続き、戦後の主著である本書を復刻した。 中国共産党が運動、戦争、謀略を駆使して支那大陸を制覇する様を描く。毛沢東とは何者なのか。紅軍とは。国民党はどうなるのか。そして朝鮮戦争へ、チベット、ウイグルへの侵攻。それらの歴史的事件を、支那人の民族性、登場人物個人に関する深い知識、長い支那での経験をもとに、わかりやすく紐解く。現在もアジアの怪物、巨人として君臨する中共の生い立ちと勃興と未来。長野朗の観察眼と筆力に改めて脱帽する。
出典:呉PASS出版公式サイト
[関連]
『中共 アジアの怪奇』長野朗(1951・国民教育社)