『意識の起源史』エーリッヒ・ノイマン、林道義訳(紀伊國屋書店)
改訂新装版2006年
634頁
定価:6,270円(税込)
目次(収録作品)
第1部 神話に見られる意識発達の諸段階
創造神話/英雄神話/変容神話
第2部 人格発達の心理的諸段階―心的エネルギー論と文化心理学のために
始源の一体性―中心志向と自我形成(神話的段階 ウロボロス、および太母)
体系の分離―中心志向と分化(神話的段階 世界両親の分離、および「竜との戦い」)
意識の平衡と危機
中心志向と年齢―年齢断階の意味
人間意識の壮大な発達を、世界の神話に見る。
「個人の自我意識の発達は、人類の歩んできた意識発達の元型的諸段階を辿る」という雄大な仮説をもとに、その軌跡を世界の神話の中に探る。母子未分化のカオスの状態から、意識が広大な無意識の海に出現し、さまざまな危険と試練を経て無意識を統合する過程が、創造・英雄神話に見事に表現されている。ユングの高弟ノイマンの代表作で、訳を改訂、新規図版収録。出典:紀伊國屋書店ウェブストア
[関連]
『意識の起源史』(上下)エーリッヒ・ノイマン、林道義訳(1984,1985・紀伊國屋書店)
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