スポンサーリンク

『アンダークラス化する若者たち』宮本みち子ほか(明石書店)

『アンダークラス化する若者たち―生活保障をどう立て直すか』宮本みち子・佐藤洋作・宮本太郎編著(明石書店)

2021年
320頁




目次(収録作品)

はじめに 宮本みち子
第1章 若者問題とは何か(宮本みち子)
第2章 若者世界の分断と高校教育の変容――社会的階層移動から社会的格差の再生産へ(青砥恭)
第3章 リスクを抱えた若者のキャリア形成支援――10代後半の若者を中心に (佐藤洋作)
 コラム1 福祉サービスの器からあふれて、サポステに流入する若者たち(白水崇真子)
 コラム2 コロナ禍の中で若者に何が起こったのか(濵政宏司)
第4章 若者施策としての就労支援 西岡正次)
第5章 アンダークラスを支える――弱者の技法としての静岡方式(津富宏)
第6章 社会的連帯経済と若者支援(藤井敦史)
第7章 若者支援と中間的な働く場づくりの可能性――K2インターナショナルグループの取り組みから(岩本真実)
第8章 家族扶養・正規雇用の相対化から見える若者への社会保障――横浜市における新型コロナ禍前後の取り組みを事例に(樋口明彦)
第9章 日本の若者政策における「若者問題」――就労支援と複合的な困難の位相(濵田江里子)
 コラム3 ソウル市における青年ガバナンスの発動と「青年手当」(大草稔・小堀求)
第10章 困難を有する若者支援の法制度と自治体法政策――相談・救済・多機関連携(野村武司)
第11章 若者支援の政策理念――地域密着型の社会的投資へ(宮本太郎)
本書をふりかえる(宮本みち子)

本書は、不安定な生活基盤、希薄な社会関係のなかで大人になり、アンダークラスに落ち込む若者の実態を明らかにする。そして、若者施策の前提となっている「親頼み」のメカニズムと限界をえぐりだし、アンダークラス化を防止するためにどのような社会編成が必要なのか、若者の現在から将来までの生活保障の必要性を提起する。

出典:明石書店公式サイト

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange