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『アンダークラス』橋本健二(ちくま新書)

『アンダークラス』橋本健二(ちくま新書)

2018年
250頁




目次(収録作品)

序章 アンダークラスの登場
第1章 新しい階級社会の誕生
第2章 アンダークラスとは何か
第3章 現代日本のアンダークラス
第4章 絶望の国の絶望する若者たち―若年・中年アンダークラス男性の現実
第5章 アンダークラスの女たち―その軌跡と現実
第6章 「下流老人」が増えていく
第7章 「失業者・無業者」という隣人たち
第8章 アンダークラスと日本の未来
終章 「下」から日本が崩れていく

非正規労働者のうち、パート主婦、専門・管理職以外の人々は、日本には約九三〇万人いる。その平均年収はわずか一八六万円で、その貧困率は高く、女性ではそれが五割に達している。いじめや不登校といった暗い子ども時代を送った人が多く、健康状態がよくないと自覚する人は四人に一人の割合である。これら「アンダークラス」に属する人びとを、若者・中年、女性、高齢者と、それぞれのケースにわけ、調査データをもとにその実態を明らかにする。今後の日本を見据えるうえで、避けては通れない現実がそこにある。

出典:筑摩書房公式サイト

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