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『日本人の自伝16 正宗白鳥・広津和郎』(平凡社)

『日本人の自伝16 正宗白鳥・広津和郎』(平凡社)(全23巻・別巻2巻)

1981年
463頁




目次(収録作品)

『文壇的自叙伝』正宗白鳥
『年月のあしおと』広津和郎

正宗白鳥は、岡山県出身の小説家、劇作家、評論家。新聞記者を経て本格的に作家活動に入り、日露戦争後の青年像を描いた小説『何処へ』で自然主義文学に新境地を切り拓く。昭和期は主に評論家として活動し、小林秀夫との間で論争を繰り広げた。正宗白鳥にはいくつかの回想記があるが、《文壇的自叙伝》は文字通り、著者と文壇にまつわる内容を中心にまとめられている。淡々とした筆致で語るなかに、無類の面白味が感じられる稀有な書といえる。

広津和郎は、小説家・広津柳浪の子で、『怒れるトルストイ』『神経病時代』で注目を集めた小説家・評論家。東京生まれ。戦後に著した大著『松川裁判』は、10年におよぶ松川裁判批判活動の中から生み出された、日本文学史上において比類ない業績といえる。《年月のあしおと》は、父の死までを綴った自伝で、当時の文壇の趨勢とともに、著者自身の履歴が網羅的かつ具体的に、淡々とした筆致で描かれており、戦後自伝文学の白眉である。

eBookJapan 商品説明より


[関連]
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