『城下の人 新編・石光真清の手記(一)西南戦争・日清戦争』石光真清、石光真人編(中公文庫)
改版2017年
400頁
目次(収録作品)
夜あけの頃/神風連/鎮台の旗風/熊本城炎上/戦場の少年たち/戦禍の中の人々/焦土にきた平和/父の死/自分の足で歩む道/東京/若い人々/天皇と皇后/出征の記/コレラと青竜刀/周花蓮/夢と現実/父 石光真清の手記/父ー真清/初版『城下の人』序文
明治元年に生まれ、日清・日露戦争に従軍し、満洲やシベリアで諜報活動に従事した陸軍将校の手記四部作。第一部は、故郷熊本で西南戦争に遭遇した後、陸軍士官学校に入り、日清戦争に従軍するまでを綴る。未公開だった手記『思い出の記(抄)』及び小説『木苺の花』を併せて収録する。
出典:中央公論新社公式サイト
『曠野の花 新編・石光真清の手記(二)義和団事件』石光真清、石光真人編(中公文庫)
改版2017年
469頁
目次(収録作品)
ウラジオストックの偽法師/アムール河の流血/異郷の同胞たち/血の雨と黄金の雨/私の願いとお君の願い/散りゆく人々/曠野の花/まごころの果て/哈爾浜の洗濯夫/お花の懴悔録〔ほか〕
明治三十二年、諜報活動に従事すべく、ロシアの進出著しい満洲に入った石光陸軍大尉。そこは、中国人、ロシア人、韓国人、コサック、そして日本人など多彩な民族の坩堝であり、日本人娼婦を妻とする中国人馬賊が疾駆する大地だった。未公開手記『得体の知らぬ日本人』『因果物語ほか』等を収録。
出典:中央公論新社公式サイト
『望郷の歌 新編・石光真清の手記(三)日露戦争』石光真清、石光真人編(中公文庫)
2018年
316頁
目次(収録作品)
泥濘の道/親友の死/老大尉の自殺/黄塵の下に/文豪と軍神/失意の道/海賊会社創立記/二つの遺骨と女の意地/海賊稼業見習記/望郷の歌/家族
日露開戦。陸軍少佐となった石光は第二軍司令部付副官として出征する。終戦後も大陸への夢醒めず、幾度かの事業失敗を経て、ついに海賊稼業へ。やがて明治という時代は終焉を迎える…。未公開の手記『思い出の記 放浪生活時代』、小説『惨劇の夜の思い出』を収録。
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『誰のために 新編・石光真清の手記(四)ロシア革命』石光真清、石光真人編(中公文庫)
改版2018年
460頁
目次(収録作品)
大地の夢/弔鐘/長い市民の列/粉雪と銃声/日本義勇軍/生きるもの・生きざるもの/闇の中の群衆/三月九日の朝/亡命/野ばらの道〔ほか〕
世田谷で三等郵便局長を務めていた石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する。「時代を裏側からささえていた」(田宮虎彦)一軍人の手記、完結。秘蔵写真、多数収録。橋本龍伍、田宮虎彦、坂西志保、河盛好藏、坪田譲二、中村光夫、木下順二による観光当時の書評を採録。
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