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『監獄の誕生』ミシェル・フーコー(新潮社)

『監獄の誕生―監視と処罰』ミシェル・フーコー、田村俶訳(新潮社)

新装版2020年
393頁




目次(収録作品)

第一部 身体刑
第1章 受刑者の身体
第2章 身体刑の華々しさ

第二部 処罰
第1章 一般化される処罰
第2章 刑罰のおだやかさ

第三部 規律・訓練
第1章 従順な身体
配分の技術
活動の取締り
段階的形成の編成
さまざまの力の組立
第2章 良き訓育の手段
階層秩序的な監視
規格化をおこなう制裁
試験
第3章 一望監視方式

第四部 監獄
第1章 完全で厳格な制度
第2章 違法行為と非行性
第3章 監禁的なるもの

十字架刑や絞首刑のような見せしめをともなう残酷な刑罰は18世紀の末に終わった。以後、囚人や犯罪者は監獄に収容して矯正し、社会復帰させるものという認識がはじまる。肉体の刑から魂を罰する刑への移行である。国家権力はどのようにして監獄を管理するに至ったか。フーコーのいう「監獄」とは犯罪者を収容する場所にとどまらず、孤児院、感化院、施療院、さらには学校、軍隊、病院にも及ぶ。人間の意志や多様性を統御し、国家の機構に組みこむ、監視と処罰による権力のメカニズムを探求する画期的思想書。

アマゾン商品説明より


[関連]
『監獄の誕生―監視と処罰』ミシェル・フーコー、田村俶訳(1977・新潮社)
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