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『フーコー・コレクション2 文学・侵犯』(ちくま学芸文庫)

『フーコー・コレクション2 文学・侵犯』ミシェル・フーコー、小林康夫・松浦寿輝・石田英敬編(ちくま学芸文庫)全6巻+別巻1巻

2006年
457頁




目次(収録作品)

ルーセルにおける言うことと見ること
かくも残酷な知
侵犯への序言
言語の無限反復
夜明けの光を見張って
距たり・アスペクト・起源
幻想の図書館
アクタイオーンの散文
空間の言語
血を流す言葉
J=P・利シャールのマラルメ
書くことの義務
物語の背後にあるもの
外の思考
彼は二つの単語の間を泳ぐ人だった
アリアドネーは縊死した
作者とは何か

「狂気」をめぐるフーコーの問題群は、文学の領域においても展開された。人間の“境界=極限”が、その言語活動において探られ、「作品」が生み出される地点へとまなざしが向けられていく。コレクション第2巻「文学・侵犯」は、「侵犯への序言」「言語の無限反復」「幻想の図書館」「外の思考」「作者とは何か」などを収録。「いつの日か試みねば」とフーコー自身語りつつ、大部な著作としてまとめられることのなかったテーマの論考を集めた本書は、「幻の書」ともいうべき一冊である。

出典:筑摩書房公式サイト

本シリーズは、『ミシェル・フーコー思考集成』全10巻(筑摩書房)から主な作品を収めたもの。

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