『大乗仏教―ブッダの教えはどこへ向かうのか』佐々木閑(NHK出版新書)
2019年
280頁
目次(収録作品)
第1講 「釈迦の仏教」から大乗仏教へ
第2講 般若経―世界は「空」である
第3講 法華経―なぜ「諸経の王」なのか
第4講 浄土教―阿弥陀と極楽の誕生
第5講 華厳経・密教―宇宙を具現するブッダ
第6講 大乗涅槃経・禅―私の中に仏がいる
第7講 大乗仏教のゆくえ
補講 今も揺れる大乗仏教の世界―『大乗起信論』をめぐって
般若経、法華経、華厳経、浄土教、密教……。「自己鍛錬」を目的にした釈迦の仏教は、いつ、どこで、なぜ、どのようにして、「衆生救済」を目的とする大乗仏教へと変わったか? そして、その教えはどこへ向かおうとしているのか?別冊NHK100分de名著「集中講義 大乗仏教」を大幅改訂し、大乗仏教一五〇〇年の常識を覆す「大乗起信論問題」の顚末を新たに書き下ろした、究極の仏教概説書。出典:NHK出版公式サイト