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『正義論/自由論―寛容の時代へ』土屋恵一郎(岩波現代文庫)

『正義論/自由論―寛容の時代へ』土屋恵一郎(岩波現代文庫)

2019年
264頁




目次(収録作品)

1 リベラリズムの政治哲学
(ユートピア論的な開始/正義のシステム/現代批判としての正義論/共同体論を超えて/宗教とリベラリズム/セックスとリベラリズム/国際関係とロールズの正義論)

2 寛容の時代へ
(近代の不寛容/「他者」の学習/多様性の倫理学/「受胎告知」の政治学/寛容の時代へ)

ロールズの『正義論』から引き出される正義の原理を基盤にして,国家,民族,文化が錯綜する現代社会における自由と寛容を考察する.不平等問題,宗教,同性愛,妊娠中絶,国際関係などの具体的な例を挙げ,個よりも共同体を優先する共同体主義と対決し,さまざまな個人の自由の成立について論じる「多様性の倫理学」の試み.

出典:岩波書店公式サイト

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