『リベラリズムの再生―可謬主義による政治理論』施光恒(慶応義塾大学出版会)
2003年
360頁
定価:5,280円(税込)
目次(収録作品)
第1章 問題状況―リベラリズムに対する今日の主要な批判
第2章 可謬主義的リベラリズムの伝統と哲学的基盤
第3章 可謬主義的リベラリズムにおける善き生の追求の形式理論
第4章 善き生の追求の共通条件
第5章 可謬主義的リベラリズムの政治制度
第6章 リベラリズムをめぐる現代の論争と可謬主義的リベラリズム
終章 まとめと残された課題
西洋思想の最重要思想のひとつである「リベラリズム」の歴史とそれに対する批判をふまえ、これからの社会に有効な「リベラリズム」を提示する若手研究者による意欲的なリベラリズム論です。
特に「東アジアからの批判」に応えつつ、西洋/東洋に対し文化横断的に適用可能な現代的理論を提示。
政治思想、政治理論の枠を越え、地域共同体、公教育制度、福祉などの制度論にも踏み込んで新しい枠組みを提言します。出典:慶応義塾大学出版会公式サイト