『考えることを考える』(上下)ロバート・ノージック、坂本百大訳(青土社)
上巻
1997年
472頁
定価:4,620円(税込)
目次(収録作品)
第1章 自己の同一性(通時的な人格の同一性/再帰性)
第2章 なぜ何もないのではなく、ものがあるのか?
第3章 知識と懐疑論(知識/懐疑論/証拠)
存在とはなにか。ひとつの真理を「証明」し、強制する哲学ではなく、「説明」する哲学。哲学的多元論、東洋思想をもふまえながら、「自己」「存在」「認識」「価値」という西洋の全哲学史を貫く問題に、日常的な言葉によってこたえようとする、現代哲学の金字塔。
出典:青土社公式サイト
下巻
1997年
558頁
定価:4,620円(税込)
第4章 自由意志(選択と自由意志/決定論および価値への帰一/応報刑)
第5章 倫理学の基礎(倫理的押し/倫理的引き/倫理的引きの構造/価値ある生活/事実と価値/価値の基礎)
第6章 哲学と人生の意味
価値とはなにか。「人間はなぜ価値をもつのか。」相対主義や懐疑論を超えて、この問題にこたえるために、ギリシア以来の哲学的議論を総動員するとともに、日常的言語によって新しい概念を創造し、読むものを大胆かつ精緻な思考実験へと誘う、21世紀哲学の先駆け。哲学的人間論。
出典:青土社公式サイト