『自由の条件Ⅱ 自由と法 ハイエク全集Ⅰ-6』フリードリヒ・ハイエク、西山千明・矢島鈞次 監修、気賀健三・古賀勝次郎訳(春秋社)
新版2007年
288頁
目次(収録作品)
第二部 自由と法
第9章 強制と国家
第10章 法、命令および秩序
第11章 法の支配の起源
第12章 アメリカの貢献=立憲制
第13章 自由主義と行政府=法治国家
第14章 個人的自由の保障
第15章 経済政策と法の支配
第16章 法の衰退
『自由の条件・』につづく第二巻。第一巻で定義した自由の概念をもとに、自由と法とのつながりを西洋思想にさかのぼって展開した労作。法は自由を縛るものではなく、むしろ自由の枠を広げるものだという刺激的な論は必見。と同時に形骸化した法が自由を抑圧することも指摘。官僚化した現代ニッポンを考えるうえで絶好の書。
出典:春秋社公式サイト
[関連]
『自由の条件Ⅲ 自由と法 普及版』フリードリヒ・ハイエク、気賀健三・古賀勝次郎訳(2021・春秋社)定価:3,080円(税込)