『合理性を圧倒する感情』ヤン・エルスター、染谷昌義訳(勁草書房)
2008年
317頁
目次(収録作品)
第一章 はじめに
第二章 感情
1 感情についての知識をどうやって得るのか
2 感情の種類
3 感情とはなにか(1)――現象学的分析
4 感情とはなにか(2)――因果的分析
第三章 嗜癖
1 嗜癖についての知識をどうやって得るのか
2 嗜癖の種類
3 嗜癖とはなにか(1)――現象学的分析
4 嗜癖とはなにか(2)――因果的分析
第四章 文化、感情、嗜癖
1 文化の概念
2 文化と感情
3 文化と嗜癖
第五章 選択、感情、嗜癖
1 選択の概念
2 選択と感情
3 選択と嗜癖
第六章 結論
恥、罪悪感、妬みのように、唐突に湧き上がって理性を邪魔するように思われる「感情」。薬物、煙草、アルコールなどへの依存性が高まり、自己コントロールを失わせる「嗜癖」。行動の合理的選択を阻むこうした状態はなぜ起こり、どのように働くのか。生物生理学を社会文化的アプローチや合理的選択モデルと接続して捉えた画期的知見。
出典:勁草書房公式サイト