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『【新装版】危機の構造―日本社会崩壊のモデル』小室直樹(ダイヤモンド社 )

『【新装版】危機の構造―日本社会崩壊のモデル』小室直樹(ダイヤモンド社 )

新装版2022年
392頁



日本社会が抱える問題の原因は40年以上前から変わっていないー。さまざまな危機に直面している今だからこそ読んでおきたい幻の名著がついに復刊! 情熱的かつ論理的に日本社会の問題や日本人の特性に向き合った社会学者・小室直樹氏が日本社会に警鐘を鳴らす!

出典:ダイヤモンド社 公式サイト


橋爪大三郎氏による新たな解説付き!!
付録として1982年発刊の『【増補版】危機の構造』に掲載された「私の新戦争論」も収録した完全版!!

アマゾン商品説明より


目次(収録作品)

第一章 戦後デモクラシーの認識
激変としての現代
虚構としての戦後デモクラシー
議会制の日本的貧困
集団機能の要請と個人
「時間」認識の脆弱性
激動時代の中での「想像力」
疎外状況としての七〇年代

第二章 日本型行動原理の系譜
「平凡」な中にひそむ狂気性
無視される「中立の権利」
連合赤軍兵士の分析
エリート意識の共通性
ミリタリーとエコノミックの同型
真珠湾攻撃の官僚的思考
官僚的思考の限界
タコツボ状況下の官僚的エリート
様々なる「アニマル」たち

第三章 歴史と日本人思考 ── ジャーナリズム批判
日本経済の虚妄性
日本人の思考の盲点
日本人の社会科学オンチ
軍国主義の認識
社会科学的分析の欠如
歴史から何を学び取っているか
情報処理と情報操作
兆候と教訓の学習能力不足
石油危機の意味するもの
日本の生命線をたどれば ──
国防問題の位置
「対ソ」国防認識
日米安保の変化
共産圏市場の日米争奪戦
日本的外交観の克服
新聞の役割の困難性

第四章 「経済」と「経済学」
「経済学」まで揺るがした石油危機
「経済学の時代」の終焉
現代経済学の基本的諸前提
日本資本主義の特徴
労働の論理、資本の論理
日本風土における経済学の限界
古典的資本主義社会の変貌
危機の時代における政治と経済
政治が経済を制御しうる諸条件
日本社会の運命共同体

第五章 危機の構造
構造的アノミーの前提条件
共同体的機能集団とアノミー
現代日本における急性アノミー
共同体的機能集団への再編
構造的アノミーの拡大再生産
破局へのデモンストレーション
無限に拡大再生産されるアノミー
複合アノミーと原子アノミーによる社会の解体

第六章 ツケを回す思想

住民へのツケと福祉
お米と鉄道の例
神聖な共同体企業
社用族の「役得」
泥棒感覚の二重構造
傾ける階層の特徴
威信と富との関係
一億総上野介となる

第七章 社会科学の解体

社会科学的思考法とは何か
法則性への手掛り
広がった「法則」の解明
個人と社会
社会構造たとえば「制度」について
わが国の社会科学の現状
学際的協力は可能か
理論偏重の経済学、実証偏重の心理学
個別科学間のコミュニケーション
アリストテレス段階の現代政治学
まず各科学の相互理解が必要

解説 ますます深まる危機 ── 橋爪大三郎

[付録]
第八章 私の新戦争論 ── 合理的、論理的側面

日本人の戦争音痴
軍事問題に対する熱意
世界一の新型重巡
戦争に関する行動様式
致命的だった砲術力不足
軍国主義者の白眉
政治と作戦の緊密な関係
誤解された統帥権の独立
一般社会と異質な存在
軍隊と社会の連続性
知らなすぎる戦争の論理
ソ連赤熊論の誤り
圧殺された捕虜
満州こそ日ソ紛争の根源
ソ連は国際的無法者か
同盟国を襲った米英
原爆は非合法だ
「条約侵犯」を気にするソ連

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