『抹殺された大東亜戦争―米軍占領下の検閲が歪めたもの』勝岡寛次(明成社)
2005年
422頁
定価:2,090円(税込)
目次(収録作品)
序 本書を江湖に薦めるの辞 小堀敬一郎
まえがき 「大東亜戦争」の抹殺と「太平洋戦争」の強制
序章 東京裁判の検閲
第1章 東亜解放への道
第2章 明治維新の世界史的意義
第3章 明治日本と支那・朝鮮
第4章 アメリカの太平洋進出と日本
第5章 日露戦争の与へた影響と韓国併合
第6章 “協調”から“対決”へ―日米関係の転機
第7章 満州をめぐる諸問題
第8章 大アジア主義と支那をめぐる相剋
第9章 日米交渉と開戦の経緯
第10章 大東亜戦争と東亜解放
第11章 後に続くを信ず
戦後の歴史観はこうして“作られた”
GHQは、占領直後から民間検閲支隊(CCD)を通じて、あらゆる情報ソースの検閲体制を敷き、厳格な情報操作を行った。
本書は、米国・メリーランド大学プランゲ文庫に保存された検閲史料のうち、約13000種の雑誌について丹念に検証。その内容は、単に大東亜戦争についてのみならず、明治維新や日露戦争の意義を否定し、欧米による植民地支配批判や東京裁判批判をも封じ込めるという一方的なものだった。
私たちが「忘れさせられた」歴史とは何か。戦後世代の著者の手で明らかにされています。出典:明成社公式サイト