1999年
238頁
定価:770円(税込)
目次(収録作品)
序章 「政」と「官」
第1章 前史―超然主義の誕生
第2章 星亨の挫折
第3章 猟官―隈板内閣の夢
第4章 山県有朋vs.星亨
第5章 暗殺―追いつめられた「官」
第6章 原敬の時代
第7章 逆転―新官僚の時代
第8章 五五年体制への道
終章 「無党派」は「官」党である
明治の昔、国会の審議を経ないで法と同じ効力をもつ「勅令」なるものがあった。ところが日本国憲法下の現在でも、同じような「政令」という制度が残っていることを御存知か? これすべて、自らの権益を手放したくない官僚の仕業である。著者は元・警察のキャリア官僚、明治以降の日本の歴史を、「政」と「官」の攻防というユニークな視点から読み解く本です。
出典:文藝春秋BOOKS