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『慰安婦性奴隷説をラムザイヤー教授が完全論破』(ハート出版)

『慰安婦性奴隷説をラムザイヤー教授が完全論破』J.マーク・ラムザイヤー、藤岡信勝・山本優美子編訳(ハート出版)

2023年
416頁




目次(収録作品)

はじめに ラムザイヤー教授の学問と受難―読者への道案内

プロローグ 「ラムザイヤー論文」騒動とその背景
 ――日本語版論集の発刊に寄せて(2023年)

第1論文 戦前日本の年季奉公契約による売春制度
 ――性産業における「信用できるコミットメント」(1991年)

第2論文 慰安婦たちと教授たち(2019年)

第3論文 太平洋戦争における性サービスの契約(2020年)

第4論文 太平洋戦争における性サービスの契約――批判者への回答(2022年)

補遺Ⅰ スタンリー他への反論
補遺Ⅱ 吉見への反論
補遺Ⅲ 慰安婦契約に関する情報

いわゆる慰安婦問題というのは、韓国人元慰安婦の金学順が最初に名乗り出た1991年8月から始まった。ところが、ラムザイヤー教授は、慰安婦が問題化するその前から、日本の戦前の芸娼妓の年季奉公契約について法経済学者として研究論文を発表していたのだ。

ラムザイヤー教授の慰安婦論は、〈第1論文〉の延長上にある。娼婦の年季奉公契約と慰安婦の年季奉公契約とは、場所を戦場に移動し条件のいくつかが変わるだけで、基本的骨格においてどこにも違いはない。前者が初めから契約関係なのだから、後者も当然、初めから契約関係なのである。かくして、「慰安婦=性奴隷説」の成立する余地などあるはずがない。だから熱心な読者には、ぜひとも〈第1論文〉を精読していただきたい。そこでは、対立仮説を次々と実証データによって棄却しつつ結論になだれ込む、下手な推理小説よりも遙かにスリリングな論理の展開を味わうことができる。

ラムザイヤー教授が嵐のような攻撃にさらされることになったのは、〈第3論文〉が発表されたあとであった。2021年1月31日付の産経新聞が、靑山学院大学の福井義高教授の書いた〈第3論文〉の要約を掲載すると、韓国を震源地として、異様な攻撃が世界中に広がった。中には命の脅迫をするものまであった。

慰安婦問題を論じる海外の学者のほとんどは「慰安婦=性奴隷説」を妄信している。性奴隷説ばかりの英語の文献に頼っているようだ。彼らは必ずと言っていいほど慰安婦問題を人権問題にすり替え、被害者話を検証もせずに鵜呑みにして反日感情を露わにする。そのくせ、彼らこそが人権侵害行為の常習犯なのである。自分たちと意見の異なる否定派に対する人権無視のバッシングは、彼らのダブルスタンダードの醜い正体をあらわにした。彼らのそのような振る舞いは、その論理の敗北を決定的に示している。

出典:ハート出版公式サイト

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