『北槎聞略―大黒屋光太夫ロシア漂流記』桂川甫周、亀井高孝校訂(岩波文庫)
1990年
484頁
定価:1,320円(税込)
目次(収録作品)
船号・同夥人名
飄海送還始末
海陸路程
渉歴地名・風土・人物
夷俗
魯西亜通商五拾二国名目
魯西亜世系
風土
人物風俗
姓名称呼〔ほか〕
天明2(1782)年12月、駿河沖で遭難した回米船の船頭・大黒屋光太夫と乗組の一行は7か月余漂流の後アムチトカ島にたどり着く。―本書は桂川甫周が幕命によって光太夫から聴取した聞書で、約10年に及ぶ漂民体験やロシア帝国の風俗・制度・言語等を驚くべき克明さで記録した第一級の漂流記である。(注=高野明 解説=加藤九祚)
本書表紙(カバー)より